12月31日【今日なんの日】大阪市立北市民館が閉館
過去の大阪市の「今日」はどんな事が起こった日だったのでしょうか?
大正10年に建設された大阪市立北市民館(大阪市市民の方へ デジタルギャラリー2009より転載)
1982年12月31日(昭和57年)
大阪市立北市民館が閉館
(大阪市立北市民館 – 大阪ボランティア協会より一部引用)
1918年に富山県魚津で起こった米騒動が全国を席巻し、大阪では米騒動の収拾のために米廉売資金が集められていました。その残金を府と市で折半したそうで、府では発足したばかりの方面委員制度のために利用し、市では「中産階級以下の娯楽機関として市民館創設資金」27万7,000円弱が市に指定寄附されたのを受けて、1921年6月に天神橋筋6丁目交差点東側に開設されたのが大阪市立北市民館(当時は市立市民館)だったようです。
鉄筋コンクリート4階建てで、地域社会の福祉を図る公設セツルメントとして、初代館長志賀志那人の実践的運営により、大阪市社会事業の拠点となっていたそうです。閉館を迎えるまで62年間にわたって、大阪ばかりでなく全国の社会福祉界に歴史的シンボルとして存在していたとのこと。
今ではこの場所には大阪市立住まい情報センターが建っており、8〜9階には「大阪くらしの今昔館」があります。1階に大阪市立北市民館の模型が展示されているそうです。
その他の今日の出来事
市役所職制改正、臨時防空施設部設置 – (1943年) (大阪市史編纂所より)
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